エンジニアとしてキャリアパスを考えるなら、選択肢の一つとしてIoTエンジニアが挙げられます。IoTエンジニアに対する需要は非常に高い状態で推移しているのが実情です。しかし、IoTはIT業界の中でも比較的後発の分野であり、IoTに精通しているスペシャリストがそれほど多くありません。
一方、IoTシステムへの需要は伸びています。通信機器の小型化や通信環境の安定化、省電力化など技術革新が進んだことで、IoTの利用環境は数年前と比較しても飛躍的に改善していると言えるでしょう。エンジニア向けのプログラムやクラウドサービスの普及も相まり、IoTマーケットは急拡大しているのです。
エンジニアの中でも、クラウドエンジニアやAIエンジニアとともに、IoTエンジニアは人気職種ランキング上位の常連となっています。
また、IoTマーケットも拡大基調に変化なしと言えるでしょう。ITに特化した調査会社のIDC Japanによると、日本におけるIoT市場は2020年時点で約6兆円です。これが今年の2025年には10兆円を超えるとされています。IT業界の中でも無視できない規模になると考えられており、市場規模が大きくなればその分IoTエンジニアの需要もさらに高まるのは必然です。
IoTエンジニアとして活躍したいなら、IoT検定やIoTシステム技術検定試験など関連する資格の取得をおすすめします。資格があれば、IoTに関する知識やスキルを持っていると客観的にアピールでき、即戦力として期待されるからです。